iPhoneのデータをバックアップするQubiiシリーズ、無印とProの違いは?
実際に購入してみたので、レビュー記事も参考にしてみて下さい。
Qubiiとはなんぞや
Qubiiシリーズはスマートフォンと接続することで重要なデータのバックアップを簡単に実行出来るようにすることが可能になるガジェットです。初代QubiiとQubii Proはスマートフォンの中でも特にiPhoneシリーズをターゲットとした製品にまとめられています。
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Qubiiシリーズはスマホの充電器、ACアダプタを縮小したようなカタチをしていて、ACアダプタとスマートフォンの間に接続します。Qubii本体はACアダプタに直付け。スマートフォンへの充電ケーブルはQubii本体から引き出す形になります。
このようにして接続してやると、充電開始と同時にバックアップも自動でスタート。スマホ本体に充電を行ないながら自動的にスマホの大切なデータのバックアップを行なう機能を備えています。
バックアップ処理は保存しようとするデータ量が多くなればなるほど処理を完了するまでの時間が延びます。実際にバックアップ処理だけを意識的に行なおうと思うと、それなりに面倒で時間がかかる操作になりがちです。それで「バックアップ面倒!」となって何らかの際には大切なデータが失われる事故に繋がります。
ですが、Qubiiシリーズを使えばそういった面倒な操作を、自動的にかつ、スマホの充電中に「ついでに」終了させてしまうことが出来るようになるわけです。
iPhoneのデータはiCloud側に同期を行なってすべてクラウドストレージにバックアップすること出来ます。ですが、iPhoneをヘビーに使うユーザーであればバックアップすべきデータ量もかなり膨らむはずです。
そういったデータを全部保存するにはiCloudの追加課金は必須になります。
Qubiiシリーズを活用すれば、iCloudに追加投資をすることなく大切なデータのバックアップを行なうことが出来るようになります。
Qubiiシリーズでバックアップに使うマイクロSDカードはどんどん容量あたりの単価が下がっていますから、さほどコストをかけることなくiPhoneのデータ全部をバックアップすることも出来るようになります。
Qubii初号機で出来ること
初代のQubiiではiPhoneの充電中、自動的に以下のデータのバックアップが行えます。
– 写真と動画
– 連絡先のデータ
– SNSにアップした写真
また、iPhoneでの利用ではありませんが、パソコンのUSB Type-Aコネクタに接続することで、マイクロSDカードのカードリーダーとして利用することも可能になっています。
https://jp.maktar.com/a/pf_preview?id=abd3f082-151a-4d8b-bf04-a4bd4280e897
Qubiiのオス型USBコネクタの方はACアダプタに接続するためのもので電力を通すためだけの端子と思いきや、実はしっかりとデータの送受信を行なうための端子も実装されているわけですね。
iPhoneとMacやパソコンを併用するユーザーにはちょっとうれしい機能になるかもしれません。データ交換も簡単に行えるようになるはずですので。
QubiiとQubii Proの違い
Qubii ProはQubiiシリーズの2代目、バージョンアップ版の位置づけになっています。公式な対応スマートフォンがiPhoneだけなのは初代と同じですが、いくつかの機能が追加・バージョンアップされています。
一つ目はUSBインタフェースの対応バージョンが上がって論理的な転送速度が向上していること。
初代QubiiはUSB 2.0対応で、最大転送速度は480Mbpsまでとなっていました。実効転送速度としては40MB/sぐらいが上限です。
これに対しQubii ProはUSB3.1に対応していて最大転送速度は5Gbps対応。接続する機材次第ではありますが論理的には最大500MB/sぐらいの転送速度が出ます。(と言ってもここまで高速なSDカードはありません)
ただ、iPhoneとLightningケーブルで接続する場合にはこのスペックあまり意味はなくなります。Lightning側のデータ転送速度がUSB2.0と同じ480Mbpsまでしか対応していないからです。ちょっともったいないですね。
2つめの違いは、バックアップ可能なデータの範囲が広がっていること。
Qubii ProではiOSの「ファイル」アプリが管理する各種データのバックアップも可能になりました。例えばPDFやマイクロソフトWord、Excel、PowerPointなどで作成したデータも自動バックアップが行えます。
アプリ側での設定が必要ですが、これらデータへの対応も出来るようになっています。
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