AndroidでApple Watchを使うにはどうしたらいい?iPhoneなしでもOK?

うさぎさん

Androidスマホ使ってるんだけど、
Apple Watch使うにはどうしたらいい?

基本線:Apple WatchにはiPhoneが必須

最初に、Androidスマートフォンを使っていてApple Watchを使いたいユーザーには残念かもしれないポイントから書かないといけません。

大前提として、Apple Watchを使うためには「iPhoneが必須」ということです。

そもそもApple Watchをアクティベイトして稼働させる手順は、iPhoneとリンクさせなければ実行することが出来ません。スマートウォッチの機能を十分に活用するためにiPhoneが必要と言うだけではないのです。

そもそもApple Watchは、iPhoneがなければまともに起動させることが出来ないデバイスとして設計されている、というわけです。

このためAndroidスマホユーザーがApple Watchを使いたいと考えたときに取れる手段はかなり限られてきます。次の節以降でその内容を確認していきます。

AndroidスマホユーザーがApple Watch(的なもの)を使う方法

普段メインでAndroidを搭載したスマートフォンを活用しているユーザーがApple Watchを使おうと思ったら、必ず一緒に利用するiPhoneを用意する必要があります。これは絶対に回避出来ません。

と言うわけで取れる方法を大きく分けてみると次の二つになるでしょう。

  1. iPhoneを入手する
  2. Apple Watchはあきらめて近い機能の他のスマートウォッチを選ぶ

1番目はApple Watchを使うことを最優先することにして、リンク用のiPhoneを何らかの手段で入手することです。Apple Watchを初期設定するためのiPhoneには携帯電話回線の契約は必須ではありません。Wi-Fi経由でインターネットに接続出来る環境があれば大丈夫。

このため必ずしも新品を大手キャリアや格安SIMサービス提供会社から購入する必要はなく、中古の機種を手配することでも対応が出来ます。携帯電話回線の契約がいりませんのでSIMロック解除はされていてもされていなくても問題になりません。

もちろん、この機会にAndroid機からiPhoneに乗り換えるとか2台を両方維持して使う、といった運用でも全く問題はありません。

また、普段からサブ機としてiPhoneを利用しているユーザーならばもっと問題はありません。そのiPhoneを母艦としてリンクさせることでApple Watchの機能がすべて利用可能です。ただ、本当にすべての機能を常に利用したいのであれば、いつもiPhoneも持ち運ぶ必要が出てきます。

別にApple Watchでなくても一般的なスマートウォッチの機能が使えれば大丈夫、というユーザーでしたら、他社製の汎用スマートウォッチの方を選ぶ手もあります。

Apple Watchのクオリティが高いのは間違いがありませんが、機能的には他社製品でも概ね同じことは出来ます。また、汎用のスマートウォッチは基本リンクするデバイスのOSを選びません。Androidでも、もちろんiPhoneのOSのiOSでも活用が出来るように作られています。

Apple Watch+iPhoneにしかない機能が必要というケース以外は、「Apple Watchというブランド」が必須かどうかという切り分け方になるのかもしれませんね。

次にApple Watchを入手するのと、Apple Watchは諦めて他のスマートウォッチで済ませる場合の手順をもう少し詳細に掘り下げて考えてみます。

iPhoneを入手してApple Watchを運用するパターン

まずはApple Watchがどうしても欲しかった、言うときに取れる方法です。

手頃な中古を利用

フル機能を問題なく利用出来てかつ、比較的予算を抑えやすい方法です。

Apple Watchをアクティベイトしてその機能を一通り利用することに特にフォーカスする、あるいはApple Watchを使うためだけに中古などの手頃なiPhoneを手に入れる、というものです。

この場合、Wi-Fi経由でインターネットにアクセス出来る環境があるのでしたら、携帯電話回線のプランを契約する必要はありません。選ぶiPhoneはどこのキャリアから販売されたものでもよく、SIMロック解除も必須ではなくなります。もちろん手頃な価格のものがあるならグローバルモデルでも大丈夫です。

さらに言うなら、iPhone側はApple Watchと接続可能なら新しい高性能な機種である必要もなくなります。

本格的なサブ機としてiPhoneを入手

次にどうせiPhoneを入手するならそれも本格的にスマートフォンとして活用してしまおう、と言うパターンが考えられますね。

この場合、使い途によっては大手キャリアなどから最新の高性能なiPhoneを入手して、それをむしろメインのスマートフォンにしてしまうのもアリでしょう。また、中古の機種を入手して格安SIMなどの低コストなプランを契約、サブ機として併用することも考えられます。

とりあえずApple Watchを使うには何らかのかたちでiPhoneが手元に存在すれば良いので、その個体をどう使うかはユーザーのスタンス次第、となるわけです。

きちんと携帯電話回線を契約すれば24時間365日、クラウド側のサービスと連携させるようなタイプのより高度なスマートウォッチと連携するネットサービスも利用可能になります。そういったサービスまでフル活用したいユーザーならば追加のコストをかける価値は十分にあります。

他の人のiPhoneでアクティベイトしてもらう

こちらはかなり「回避策」の意味合いが強めの方法です。家族の方などがiPhoneを利用されているのでしたらそのiPhoneを借りてApple Watchの初期セットアップを行なう、というものになります。

初期設定さえ終わらせてしまえばApple Watch本体は利用可能になります。セットアップの際に借りる端末に副回線の番号を割り当ててもらいその番号をApple Watchのセルラーモデルで利用するセットアップを行なえば、Apple Watch単体での通話も出来ます。

この方法ではApple Watch単体で利用可能な機能は全部使えるようになります。

ただ、iPhone本体との連携による機能は使えないか、かなり使いにくくなるかのいずれかです。例えば睡眠のモニター機能をきちんと使いこなそうと思ったら、やはりiPhone側で確認を行なう方がずっと効率的です。

iPhone側の通知をApple Watchで確認するような使い方はほぼ意味がなくなります。(Apple Watchで見る通知はiPhoneを借りた家族のもの)

基本的にApple Watchだけ使えればいい方向けの限定的なやり方になると思います。

その他のスマートウォッチを使うパターン

次にApple Watchではなくとも必要なニーズを満たせるときのパターンになりますね。Apple Watch以外の、Androidスマートフォンとリンクできるスマートウォッチを使う方法です。

こちらは特に何らかの特別な手順などを取る必要はありません。一般的なスマートウォッチを入手してAndroid向けの対応アプリを導入。通常はBluetoothデバイスとしてペアリングを行なうことでスマホとスマートウォッチを連携して利用することが出来ます。

このタイプのスマートウォッチには、基本機能のみのお手軽製品、GPSセンサーを内蔵して移動のトラッキングが行える高機能モデル、さらに携帯電話回線に接続する機能を内蔵した単体での通話機能を内蔵した機種があります。

Apple Watch以外のおすすめスマートウォッチ

スマートウォッチのジャンルの製品ではクオリティや機能などでApple Watchが一歩抜け出しているのは確かです。ですがその分、お値段の方も高価な設定ですよね。手軽にスマートウォッチを試してみる、という製品ではありません。

その他のスマートウォッチには「玩具感覚」で気軽にお試し出来るレンジから、まさにしっかりとApple Watch対抗としても成立するだけの中身を備えた製品まで、非常に幅広い価格帯のものが揃うようになりました。

いずれの製品もiPhoneともリンクしてフル活用出来ますが、当然、Androidスマホでもすべての機能を享受出来るように作られています。手元のスマートフォンがAndroid系のみと言うことであれば、まずはApple Watch以外のスマートウォッチから始めてみるというのも十分「アリ」な選択肢です。

以下で3機種代表的な製品をピックアップしてご紹介します。

お手軽機種

初めてスマートウォッチを試す人が「とりあえず」で使ってみるなら、「やっぱり合わなかった」となった時にも後悔が少ないお手軽価格の入門機が合っていると思います。

スマートウォッチを使い続ける気になるかどうかの分岐点の一つは「バッテリーの持ち具合」にあると思います。ぶっちゃけ「腕時計」と考えると全然持ちません。1週間持てば持ちがかなり良い方。スマートフォンと同じぐらいの間隔で充電が必要になる点を許容出来るかどうかが大きな山になるはずです。

この機種は比較的バッテリー持ちが良い機種です。

GPSセンサーが内蔵されていませんので単独での位置のトラッキングは出来ませんが、その分バッテリーの持ちやよくなりやすいです。

血圧や心拍数のモニター用、ヘルスケア目的で使うなら24時間365日身につけることになると思いますが、使い慣れて「付けていることを意識しなくなる」と腕時計ってあちこちにぶつけることになりがちです。

そういった際にはこの機種のようなちょっと頑丈そうで価格もお手軽なものの方が安心感があるかもしれません。

GPSとモバイルSuica対応機

スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスのメジャーどころの一つ、Fitbit製の端末です。価格は中堅どころになるでしょうか。

GPSセンサーとモバイルSuicaに対応します。

この製品も含めグローバルモデルのスマートウォッチの大きな強みの一つにはバッテリーの持ちの良さがあります。この製品も公称6日。実利用でも3日~4日程度はバッテリーが持つのではないかと思います。

どこまで克服出来ているか分りませんがApple Watchの弱点の一つはこのポイントですので、バッテリー持ち具合が強く気になるユーザーにとってはApple Watch以外を検討する理由の一つになるかもしれませんね。

GPSウォッチと言えばコレ

の、ガーミン製スマートウォッチです。
同社の製品としては比較的入手しやすい価格帯になるかもしれません。

頑丈でしっかりと防水、ロシアのグロナスまで対応するGPSセンサーを内蔵。さらにソーラーパネルを内蔵してバッテリーの持ちが非常に良くなっている製品です。