iPhoneのイヤホン変換アダプタはすぐ壊れるって本当?対策はある??

iPhoneのイヤホン変換アダプタはすぐ壊れるって本当?

対策も紹介してます。

Apple純正のイヤフォン変換アダプタは本当に脆い?

iPhone用のLightningコネクタ用イヤフォン変換アダプタはよく壊れる、という口コミが結構出てきます。同様のトラブル報告でApple純正のケーブル関連の「断線」の噂も結構聞えてきます。

イヤフォンアダプタにもケーブル部分がありますが、どうもApple製のケーブルには耐久性の問題があるように見えるのです。特にケーブル部分とコネクタ部分の接続箇所付近での断線が問題となるケースが多いようでした。

この部分は柔軟性があるケーブルと全く柔軟性がないコネクタ部分が接続される箇所ですので、どうしても使っているうちにストレスがかかる箇所です。どのケーブルにおいても共通の弱点ではあるのです。

ただ、多くの他社製品はこの部分にかかるストレスを上手にマネジメントする方法を開発して製品に適用しています。ケーブル被覆材料の工夫やコネクタすぐ横のケーブルカバーを工夫していますね。

この部分の工夫においてiPhone向けのイヤフォン変換アダプタが少し後れを取っているのかもしれません。

この点に関してはレビューと考察を行なったメディアがあってその結論を見ると、Apple純正品の製品設計のポリシーが悪い方向に働いているように思える解説になっていました。

1つはケーブルやケーブルカバーに使われている材質で、環境負荷を軽減できる材料を使用した結果、耐久性の面では弱点を抱えることになったそうです。

もう一つの原因はApple社がデザインを優先してコネクタ付け根部分でのケーブルへのストレス軽減を犠牲にした結果、その部分でのケーブル被覆の破損が起こりやすくなり断線も生じやすくなったとの結論になっていました。

この推論が正しいかは不明ですが、断線が多いとの口コミとの整合は取れているように思えます。iPhone向けのケーブル等の他社製オプションに「高耐久」をうたう製品が多いこととも辻褄が合う気がしますね。

ユーザーの取り扱い方にも大きく影響を受けるとは思います。iPhoneにアダプタを付けっぱなしにして雑に扱えば、出っ張るイヤフォンアダプタにストレスがかかるのは間違いがありませんから。

それでも、実際にApple純正のイヤフォン変換アダプタの断線報告はかなりの数が目につくのは事実です。

対応策は?

現時点で耐久性に問題がありそうにも見える純正のイヤフォン変換アダプタに対応するためにはどうしたらよいのか、というポイントに対して、解決策というよりは対応方法でしょうかね、とりあえず次の2つの方法は考えられます。

1つは「サードパーティ製イヤフォン変換アダプタを使う」こと。

他社製品はApple製品ほどデザインの統一性などに偏った製品作りはしていませんので、基本的な素性として純正品よりも耐久性がある作りになっている可能性があります。

また、コネクタ部分のケーブルカバーなどの工夫を行なった「高耐久製品」が準備されているメーカーもあります。ケーブル被覆材料を工夫してより断線が起こりにくくした製品も先行して製造していますね。

こういった製品を純正品の代わりに利用することでトラブルの可能性を減らせます。

ただし、純正品のようなデザインの馴染み具合は失われます。

2つめとしては、この際思い切って有線イヤフォンをやめてしまって「Bluetoothイヤフォンに乗り換える」ことが挙げられます。

Apple社自体、iPhoneからイヤフォンジャックを削除したときにこちらの方向にシステムを進めることを意図していた雰囲気がありますね。ほぼ同時期にAirPodsを発売したあたりにApple社の戦略が見え隠れしています。

Bluetoothイヤフォンはそもそも音声データの伝送時点で有線イヤフォンに対するハンディキャップを抱えています。ロスあり圧縮の形でしか音声データを伝えきれないので、元々音質の面で劣っているのです。また、どうしても音の遅延が発生します。

ただ、技術の進歩でこの辺りの弱点はかなり小さくなりました。

取り扱いの楽さでは無線接続のBluetoothイヤフォンに圧倒的な自由度があります。そもそも「断線」が発生し得ないですしね。

このようなやり方で純正イヤフォン変換アダプタの弱点に対処することも検討する価値があると思います。

純正品も改善される可能性がある

Apple純正のケーブル系が抱えていた弱点、少しずつ改善の兆しも見えてきているようです。

ケーブル被覆の耐久性の低さに関しては、ファブリック系の被覆材料を採用したケーブルが少しずつ出てきているようです。コストは高めになるはずですのでその点が気になると言えば気になりますが、多少価格が高くても断線に強くなれば結果的には十分ペイしてくれるパーツになるでしょう。

同時にケーブルカバーへの工夫にも期待したいところです。