スマートフォン決済サービスを行っているKyashが発行を開始したリアルカード「Kyash Card」は、早い時期から実装をアナウンスされていたこともあり、興味を持っている人も多いでしょう。
プリペイド式ということもあり、発行そのものは簡単な部類に入ります。ただ、実際に発行してから使えるようにするまでには、まず次のような手続きを行わなければなりません。
- カードの有効化手続き
- カードの初期設定を行う
- クレジットカードを登録
- オンライン決済の登録変更
カード利用には有効化手続きが必須
まず、カードを発行してもらっても、手元に届いてからすぐに使えるわけではありません。カードを使うには有効化手続きが必要ですが、Kyash CardとKyash Card liteではやや異なっています。
Kyash Cardの場合
Kyahs Cardの場合は発行したこと自体は既に登録されていますので、カード番号の登録は必要ありません。使えるようにするための有効化手続きだけを行えばOKです。
まず、ウォレット画面の「やることリスト」にカードの有効化の項目が表示されていますので、タップします。アカウント画面のメニューにある同内容の項目でもよいです。
「有効化する」をタップしたあと、セキュリティーコードを入力します。カード裏面にある3桁の数字がそれです。あとは確認画面で「有効化する」をタップすれば手続き完了となります。
Kyash Card liteの場合
Kyash Card liteの場合、カード番号がまだ登録されていませんので、やり方が一部異なってきます。まず、バーチャルカード画面右上のカードアイコンをタップしましょう。
次の画面で「有効化する」をタップしたあと、カード番号と有効期限、セキュリティーコードを入力します。これによって、カード番号を登録するというわけです。
入力が終わったら、利用中のカード番号が変わるなどの注意事項が表示されますので、一番下にある「有効化する」をタップすれば完了となります。
次にカードの初期設定を行う
有効化が完了したら、次にカードの決済限度額の設定に移ります。Kyash Cardは1回30万円で1ヶ月100万円、Kyash Card liteは1回5万円で1ヶ月12万円が上限なので、範囲内で設定しましょう。
ちなみにKyash Cardの初期設定は、1回30万円で1ヶ月30万円が限度額に設定されています。自分にとって適切だと思える金額に設定しておくのがオススメです。
次にオンライン決済を可能にするかどうかを設定します。スイッチをオンにすると可能に、オフにすると不可能になります。ただし、楽天ペイやPayPayなどのコード決済は、オフにしていても可能です。
Kyash Cardは海外実店舗での決済についても、オンオフのスイッチがついています。Kyash Card liteについてはもともと対応していないので、このスイッチはありません。
最後に、カードロックの機能についても確認しておきましょう。こちらもオフにすると、カードが使えなくなります。万一の紛失時などに備えておきましょう。
クレカを持っているなら登録しておこう
Kyash Card以外にクレジットカードを持っている人ならば、クレカをKyashに登録しておくのがオススメです。Kyashのポイント以外に、クレカのポイントも加算されるからです。
Kyashはあらかじめチャージを行っておくプリペイド方式のサービスですが、クレカを登録している場合には自動チャージ設定を行うことで、使った金額だけチャージが行われることになります。
例えば3万円の買い物を行う場合、クレカを登録していなければ前もって3万円以上のお金をチャージしておかなければなりませんが、登録していれば事前のチャージは不要なので便利です。
また、Kyash Cardの場合は使用額の1%、Kyash Card liteの場合は0.5%のポイントが加算されます。クレカを登録していれば、これに加えてクレカのポイントも加算されるのです。
クレカの登録は必須ではありません。ただ、使い勝手が良くなるうえに、もらえるポイントも増えるのですから、登録しておいて損はないでしょう。
オンライン決済の登録変更が必要な場合も
既にKyashに登録してオンライン決済を行っている場合には、Kyash CardやKyash Card liteを作った際に登録変更が必要になってくることがあります。
なぜなら、Kyash CardやKyash Card liteを作った際には、これまで使用していたカード番号が変更になってしまう可能性があるためです。
例えばこれかでKyash Card liteを使っていた人がKyash Cardに切り替えた場合には、カード番号が変わります。バーチャルカードを使っていた人がKyash Card liteを作った場合も同様です。
Kyashはバーチャルカードであっても、国内外のオンライン決済が可能です。このため、Amazonなどのネット通販や、PayPalなどにカードを登録している人もいるでしょう。
この場合、カード番号が変更になれば、登録情報も変更しなければなりません。もし変更しなければ、決済そのものができなくなってしまうからです。
Kyash Cardは使い始めるまでの手続きが多く、面倒に思う人もいるでしょうが、ポイントの二重取りが可能になるなどのメリットもあります。導入を検討してみるのも悪くなさそうですね。