個性的なプランが好評で契約者を伸ばしてる@モバイルくんですが、その個性的なプランがゆえに万人受けする格安SIMキャリアではありません。
そこで今回は、@モバイルくん。デメリットやメリットについて解説していきます。
@モバイルくん。を契約しようか悩んでいる人、気になっている人は参考にしてみて下さい。
@モバイルくんは個性的!評判からデメリットを理解して自分に合うか考えてみた
@モバイルくんのデメリットについてまとめてみましたので、自分に合うのか判断していただけたらと思います。
知名度が低い
@モバイルくんはSORAシム株式会社という愛知県に本社を置く会社が運営しています。
LINEモバイルや楽天モバイルのように誰が聞いてもピンとくる会社ではなくマイナーな会社が運営しています。
モバイル回線とインターネット回線を販売している会社のようで、@モバイルくんの為に存在するような会社といえます。
店舗も構えており、サービスを利用する上では大きな問題とはならないと思いますが、マイナーな会社だと何かあった時に心配だと感じる人には不向きな格安SIMキャリアといえます。
料金プランが万人受けしない
@モバイルくんのプランでは様々なプランがありますが、プランによっては料金が高いこともあり正直全員がお得というわけではありません。
音声プランについてのデメリットと考察
もっと使ったぶ~んだけプラン | なっ得プラン | 通話もできる10ギガプラン | |
基本容量 | 500MB | 5G | 10G |
初期費用 | 3,000円 | ||
通話料(0035アプリ使用時) | 10円/30秒 | ||
通話料(0035アプリ未使用) | 20円/30秒 | ||
通信速度 | 下り最大300Mbps/上り最大50Mbps ※制限時は200kbps |
||
初月月額費用 | 無料 | ||
月額料金 | 1,200円 | 2,900円 | 5,000円 |
解約金 | 8,000円 |
上記の表を見ていただくとわかるように、音声通話プランであれば、ほとんど使用しないという方であれば『もっと使ったぶ~んだけプラン』で毎月1,200円で維持できます。
しかし、5G以上使うという人は2,900円か5,000円の料金を払うことになります。
この料金であれば、他社の方が安く使えます。
UQモバイルやYモバイルであれば、2,480円で9Gも使えるので@モバイルくんとでは1,500円も毎月の料金が変わってきます。
ちなみにLINEモバイルでは500Mでも1,100円で使用できLINEのデータ使用はカウントフリーなので、500Mプランを比較しただけでも@モバイルくんはやや劣るというのが僕の感想です。
プランによっては受けられる特典が限られている
@モバイルくんの個性的なポイントといえば、データをチャージする分が増えるだけ安くなるという点と@ポイントです。
しかし、上記のチャージ単価が安くなるサービスは『もっと使ったぶ~んだけプラン』と『通話もできる10ギガプラン』でしか使えません。
『なっ得プラン』はチャージ単価を安くできない代わりに@ポイントが使えるという仕組みです。
@ポイントはなっ得プランでしか使えません。
全てのサービスを全プランで使えるようにすればもっとニーズが高まるのにと思いますが、現状ではこのような制限が存在します。
データプランについてのデメリットと考察
LTE | 3G(スリージー) | ||||||
プラン | 3G | 5G | 7G | 10G | 12G | 500M 1日間 |
使い放題 |
月額 | 934円 | 1,810円 | 2,667円 | 3,619円 | 4,743円 | 2,286円 | 4,000円 |
月額 (SMS有) |
1,054円 | 1,930円 | 2,787円 | 3,739円 | 4,863円 | 2,406円 | 4,120円 |
初期費用 | 3,000円 | ||||||
初月月額費用 | 無料 | ||||||
通信速度 | 下り最大300Mbps/上り最大50Mbps | 下り最大14Mbps 上り最大5.7Mbps |
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解約金 | 無料 |
続いてデータプランですが、データのみとSMSつきの2つが選べるようになっています。
気になる料金に関しては、『3G(ジー)プラン以外はお得ではない』というのが僕の感想です。
SMS付きプランの3Gの場合、LINEモバイルは980円、楽天モバイルは1,020円です。
これに対して@モバイルくんは1,054円という料金設定です。
データSIMのみで運用したいという人に対しても、@モバイルくんのプランではやや劣る結果になってしまいます。
しかし、3G(ジー)プランが使えるというのは他社がやっていないサービスなので、使用容量を気にせずにデータ通信をしたいという人にはオススメのプランです。
3G(ジー)を4,000円で使い放題なのは太っ腹といえます。
3G(ジー)プランがいつまで使えるかわからない
@モバイルくんの最大のメリットである3G(ジー)プランですが、これは今の通信規格の前の規格を使用しています。
現在は4G(フォージー)という第四世代の通信規格を使っています。
最近ニュースで5G(ファイブジー)対応スマホを大手キャリアが発表していますが、5Gは第五世代の通信規格という意味です。
ここ数年で5Gが主流になることは間違いない中で2世代も前の通信規格を使用しているというのが不安材料になります。
@モバイルくんはdocomoの回線を借りて運用している格安SIMキャリアなので、docomoが仮に3G(ジー)の電波をもう飛ばさない。と判断してしまうと一切使えなくなってしまいます。
ニッチなところをついたサービスプランなので、このような落とし穴が存在するということも覚えておきましょう。
何かと手数料がかかる
@モバイルくんを契約した後の話になりますが、@モバイルくんでは何か変更をする場合に手数料がいちいち発生します。
MNPの転出手数料は当たり前ですが、その他に、プラン変更、SIM再発行、登録内容変更などにも一律で3,000円の手数料が発生します。
他には解約した際に、SIMを返却しないといけないのですが返却を忘れた場合にも3,000円の料金が発生するという仕組みがあります。
会社の規模が小さいので、月額料金をお得にしている分このような部分で手数料を取っておかないといけないのでしょう。
とはいえ、他社の格安SIMキャリアでも何かしら変更をする場合には手数料を取るケースが今のところは多いのでSIMの返却忘れの3,000円のことだけ覚えておけば、そこまで大きなデメリットにはならないと言えるでしょう。
通話料を安くする為には別のアプリが必要
@モバイルくんでは通話料が安いということをうたっています。
しかし、その実態は『0035アプリ』を通して通話した場合という制限がつきます。
電話する際に電話マークではなくいちいち0035アプリからかというのは手間がかかります。
0035アプリを通さずに通話する場合は他社と同じく『20円/30秒』の料金がかかります。
0035アプリを通さずに電話する場合は頭に『003545』をつけるという方法もあるのですが、更に手間なので使う人は誰もいないでしょう。
この手間を手間だと思わないという人には通話料金が安くなるのでメリットになります。
かけ放題もあるが、料金設定が微妙すぎる
@モバイルくんでは格安SIMキャリアには珍しく、かけ放題プランが存在します。
よく電話をかけるという人にはオススメですが、料金がやや高いと感じます。
プランは2つあり、『10分かけ放題』と『10分かけ放題+上位3番号までは時間制限なし』という内容です。
それぞれ、1,000円と1,500円のオプション料金がかかります。
格安SIMにしようと思っている人の中にかけ放題を求めるニーズがあるのか?と感じてしまいます。
携帯の維持費を安くしたいという思いから格安SIMへ移行する人が多くそのほとんどがLINEなどの無料通話を使えばいいかと思っているはずなので、契約する人は少ないのではないでしょうか。
ニーズはあまりないけど一応用意しておくか。程度のオプションといえるでしょう。
@モバイルくんって何?調べてみたらメリットも多い!
あまり馴染みのない会社の『@モバイルくん』ですが、個性的なサービスを展開しており徐々に人気が高まっています。
自分で調べてみたけどよくわからないという人や、プランが自分に合うか心配とお悩みな方へ向けてメリットをわかりやすくまとめてみました。
個性的なメリットが光る格安SIM会社の1つ
@モバイルくんは格安SIM会社の中でも個性的なプランを提供しています。
その中でも特に目を引くのが『3G通信使い放題プラン』です。
3G(ギガ)ではなく3G(ジー)通信が使い放題というプランです。
現在のスマホは4G(フォージー)という第四世代移動通信システムという規格が主流になっていますが、その前の規格の第三世代移動通信システムが使い放題というプランになります。
他には独自のポイントシステムを導入しており、毎月の料金や容量の購入に充てることができるなど便利な仕組みがあります。
この『@モバイルくん』はSORAシム株式会社という会社が運営しています。
愛知県に本社をおく会社でメイン事業はモバイル回線とインターネットの販売のようです。
基本的にはネット上で販売するスタイルですが、現在は店舗を増やしているようです。
マイナーな会社ではありますが、個性的なサービスがウケており契約者数は増加傾向にあります。
気になるメリットを項目ごとにまとめてみた
さて、ここからは@モバイルくんのメリットについて項目ごとに解説していきます。
プランごとに様々なメリットがありますので、自分に合うプランはどれなのかを考える材料にしていただけたらと思います。
音声SIMプランのメリット
まず音声SIMのプランについて解説していきます。
後ほど紹介するデータSIMプランとは内容が異なりますので注意が必要です。
音声プランはわかりやすく3つだけ
@モバイルくんの音声プランは複雑なプランは存在せず、わかりやすい3つのプランだけの取り扱いです。
・もっと使ったぶ~んだけプラン
・なっ得プラン
・通話もできる10ギガプラン
上記の3つだけです。
もっと使ったぶ~んだけプラン | なっ得プラン | 通話もできる10ギガプラン | |
基本容量 | 500MB | 5G | 10G |
初期費用 | 3,000円 | ||
通話料(0035アプリ使用時) | 10円/30秒 | ||
通話料(0035アプリ未使用) | 20円/30秒 | ||
通信速度 | 下り最大300Mbps/上り最大50Mbps ※制限時は200kbps |
||
初月月額費用 | 無料 | ||
月額料金 | 1,200円 | 2,900円 | 5,000円 |
解約金 | 8,000円 |
ご覧いただくとわかる通り、各プランごとにターゲットが明確になっているのがわかります。
とことん安く使いたいなら『もっと使ったぶ~んだけプラン』、ある程度快適に使いたいなら『なっ得プラン』大手キャリアのように使いたいなら『通話もできる10ギガプラン』とうようなイメージになります。
ほとんどの格安SIMブランドは日割りで料金がかかりますが、@モバイルくんはどのプランでも契約初月は月額料金が無料になるというのは嬉しいポイントですね。
チャージするほどチャージ料金がお得になる
@モバイルくんでは、データを使い切った場合に500Mごとにチャージすることができます。
基本的には500Mで500円ですが、チャージすればするほどチャージ料金が安くなります。
2Gまでは500円、2Gから3Gまでは400円、3Gからは300円でチャージができます。
自分が予想している以上にデータを使ってしまった月でもチャージ量が多ければチャージ単価は最大300円まで下がるので、お財布に優しいというのがポイントです。
段階的に料金を下げるプランは@モバイルくんだけなので、必要に応じてチャージして使うことがイメージできる人にはオススメのキャリアです。
ただ、このチャージの特典は『なっ得プラン』では適用されませんので注意が必要です。
『もっと使ったぶ~んだけプラン』、『通話もできる10ギガプラン』のみの特典なので覚えておきましょう。
最低利用期間は12か月でOK
@モバイルくんの音声プランでは最低利用期間は12か月と設定されています。
初めて格安SIMを使ってみて、自分に合わないと思った場合でも12か月でやめることができるのは大きなメリットです。
しかし、最近では大手キャリアをはじめ縛りのないプランが続々と登場しています。
その流れに乗って@モバイルくんでも縛りのないプランが登場することに期待しましょう。
@ポイントという独自のサービスがある
@モバイルくんでは@ポイントという独自システムを導入しています。
このサービスは『なっ得プラン』限定のサービスなので注意が必要です。
その月に使ったデータに応じてポイントが付与されるという仕組みです。
利用1Mあたり0.1ポイント、未利用1Mあたり0.2ポイントが翌月に付与されます。
使っても使わなくてもポイント還元されるの嬉しいポイントです。
さらに、利用した時間帯によっては0.1Mのポイントが2倍、3倍になるというサービスもあります。
午前0時から午前3時まではポイント2倍、午前3時から午前7時あではポイント3倍になります。
溜まった@ポイントは月額料金や、データの購入などに充てることができます。
データSIMプランのメリット
次に、データSIMプランの内容とメリットについて解説していきます。
音声プランとはまた違ったメリットがありますので、自分に合うプランがあるか考えていただけたらと思います。
まずはデータSIMのプランの料金について解説します。
LTE | 3G(スリージー) | ||||||
プラン | 3G | 5G | 7G | 10G | 12G | 500M 1日間 |
使い放題 |
月額 | 934円 | 1,810円 | 2,667円 | 3,619円 | 4,743円 | 2,286円 | 4,000円 |
月額 (SMS有) |
1,054円 | 1,930円 | 2,787円 | 3,739円 | 4,863円 | 2,406円 | 4,120円 |
初期費用 | 3,000円 | ||||||
初月月額費用 | 無料 | ||||||
通信速度 | 下り最大300Mbps/上り最大50Mbps | 下り最大14Mbps 上り最大5.7Mbps |
|||||
解約金 | 無料 |
データSIMプランは音声SIMプランと比べて種類が豊富にあります。
LTE回線プランが10種類、3G(ジー)プランが4種類と自分の使い方にあったプランを選ぶことが可能です。
データプランをこれだけ用意しているので、2台目やタブレット用というような使い方をする人にターゲットを絞っているのではないかと思います。
基本的にはデータSIMのみプランで使う人がほとんどだと思いますが、SMS対応のプランもあるのでどうしてもSMSがないと困るという人にも安心のラインナップですね。
データSIM契約のみ3Gが使える
@モバイルくんの最大のメリットと言えば3G(ジー)回線が使えることです。
今はみなさん4G回線を使っているので、一世代前の回線ということで不安に思うかもしれません。
しかし、下り最大で14Mbpsの速度がでるのでYouTubeをみるくらいであれば全く問題ありません。
サブのスマホやタブレットで動画見放題という使い方ができるのは最大の魅力ですね。
3G(ジー)プランには1日500Mbpsまでのプランと使い放題プランがあります。
500Mは少ないと感じるかもしれませんが、LINE通話やSNSの利用がメインというような使い方であれば1日で使い切ることはありません。
他にはカーナビ代わりにスマホやタブレットを使うというような人にはピッタリなプランです。
データSIM契約はなんと!いつでもやめられる!
データSIMプランの大きなメリットの2つ目は契約の縛りがないということです。
先ほどお伝えした音声SIMプランでは12か月の最低利用期間がありましたが、データSIMプランの場合はいつ辞めてもOKです。
いつでもやめられるというのは非常に大きな魅力ですね。
実際使ってみてなんか違うな、速度がでないなどの不満があった場合でもサクッとやめられるので契約するか迷っている人達の背中を押す大きな武器になります。
かけ放題もあるお得な通話メニュー
@モバイルくんでは通話をする人にも大変お得なプランが用意してあります。
実家、荷物の再配達、お店や病院の予約、またはお仕事などLINEやネットでは対応できずに通話をする場面はなにかとありますよね?
普段LINEで無料通話に慣れてしまっているので『通話料がかかる』ということに抵抗感を持っているのではないでしょうか?
他社の携帯会社よりも通話料がお得になるプランがあるので解説していきます。
モバイルくんでんわで通話料が半額
音声SIMを契約するともれなく通話料が半額になります。
通常20円/30秒の通話料が10円/30秒で使えるので非常にお得です。
短時間だけ通話するという人でもメリットがあります。
追加で料金を払えばかけ放題も使える
格安SIMではめずらしく@モバイルくんでは『かけ放題』プランがあります。
『10分かけ放題』『かけ放題ダブル』という2つのプランがあります。
『10分かけ放題』はその名の通り、10分間は通話料がかかりません。
超過した分から10円/30秒の料金がかかる仕組みになっているので10分を超えそうな場合は一度電話を切ってすぐかけなおすなどの工夫をすれば実質無料通話として使えます。
オプション料金は1,000円です。
次に『かけ放題ダブル』ですが、こちらは非常に太っ腹な内容になっています。
先ほどの10分かけ放題プランの内容プラス、『上位3番号までは時間制限なし』という特典がついています。
この上位3番号は自動判定となる為、こちらで指定はできません。
しかし、指定したいと思っている相手先への通話が必然的に多くなるのでよくかける場所が3か所はあるという方にはオススメです。
オプション料金は1,500円です。
オプションサービスのメリット
最後にオプションについてです。
初めてのスマホデビューにも安心なオプションがありますので解説していきます。
購入時の初期設定が無料
多くの格安SIM会社の場合、スマホの設定は自身でやる必要がありますが、@モバイルくんの場合はスマホをセットで申込むとなんと無料で初期設定をしてくれます。
家にスマホが届いたらすぐに使える状態になっているのは非常に嬉しいポイントだと思います。
初めてスマホを持つ人や、格安SIMデビューの人にも安心できるサービスです。
スマホの故障に対応できるあんしん保証サービスもある
万が一ご利用のスマホが故障してしまった時に助かる『モバイルあんしん保証サービス』といオプションがあります。
こちらは500円/月の料金がかかりますが、補償内容を見ると非常にお得です。
保証される内容は、画面割れなどの一部故障、水没、全損とほぼ全ての故障に対応しています。
故障した場合は専用の修理センターへ連絡の上で発送し修理されて戻ってくるというイメージです。
この修理にかかった料金の一部を補填してくれるというオプションです。
故障内容により補償される金額は異なりますが、最大で50,000円も補償されます。