【2020年版】OCNモバイルONEの評判から分かるメリット・デメリット!契約する前に絶対に確認しておこう!

このページでは、OCNモバイルONEのメリット・デメリットについて解説しています。

格安SIMを契約する前にサラッと読んでおくと、安心して契約することができます。

通信スピードに難あり?OCNモバイルONEの評判から分かるデメリット一覧

かつてのOCNモバイルONEといえばMVNOのトップシェアでした。しかし、現在は楽天モバイルなどの後塵を拝する状況が続いており、トップ奪回は難しい状況です。

なぜこのようなことになってしまったのかというと、OCNモバイルONEのデメリットが原因のひとつです。主なデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

・昼間に通信スピードが遅くなる時間帯がある
・銀行振替での支払いの手続きが面倒
・完全かけ放題オプションが用意されていない
・iPhoneはメーカー整備品か中古しか買えない
・専門ショップがないのでサポートが不安

昼間に通信スピードが遅くなる時間帯がある

MVNOにある程度共通しているデメリットですが、利用者の多い昼間の時間帯などに、通信スピードが極端に遅くなってしまうことがあります。

特に、この問題はドコモ回線を利用しているMVNOに顕著な傾向です。OCNモバイルONEもドコモ回線を利用しているため、通信スピードが遅くなりやすいとされています。

こうした通信スピードの極端な低下は、MVNOが独自の回線を持っておらず、大手キャリアから回線を借りて運営していることに起因します。

MVNOが借りている回線は帯域が限られており、利用者が多くなるとパンク状態になることが原因です。特にドコモは利用しているMVNOが多く、速度が低下しやすいとされています。

大手キャリアの帯域も無限ではありません。利用しているMVNOが多ければ割り当てられる帯域も少なくなり、速度が低下しやすくなるというわけです。

実際、複数のキャリアの回線を利用しているMVNOだと、ドコモ回線が遅くなりやすい傾向があります。mineoは三大キャリアのうち、ドコモ回線のスピード低下率が大きいです。

速いといわれるUQ mobileはau系ですし、ワイモバイルはソフトバンク系です。この問題については、解決は極めて難しいといえます。

銀行振替での支払いの手続きが面倒

OCNモバイルONEの料金支払いはクレジットカードだけではなく、銀行振替でも可能です。ただ、銀行振替の場合、手続きがクレジットカードより面倒になっているのが問題です。

OCNモバイルONEの料金支払いを銀行振替にする場合、まずカスタマーズフロントに電話を入れる必要があります。営業時間は午前10時~午後7時で、日曜・祝日と年末年始は休みです。

電話を入れると、銀行振替用の申込用紙が送られてきますので、必要事項を記入して返送しましょう。金融機関の口座の審査が完了すると、SIMカードが送られてくる仕組みになっています。

ちなみに、回線が使えるようになるまでに10日から2週間程度が必要だとされています。OCNのサイトにも、SIMカード送付から開通までに時間がかかると明記されています。

クレジットカード払いの場合だと、ネットでの申し込みだけですべて完了しますので、あまりにも落差が大きすぎます。暗に「クレジットカード払いにしろ」と言われているようなものです。

銀行振替が利用できるのは楽天モバイルなどがありますが、楽天モバイルは銀行振替の手続きもネット上でできるので、手続きが面倒でない上に時間もかかりません。

ちなみに、楽天モバイルは銀行振替だと毎回100円の手数料を取られますが、OCNモバイルONEはそのようなことはありません。この点については、良心的だといえます。

完全かけ放題オプションが用意されていない

MVNOの泣き所のひとつに、通話料金が意外にかかるというものがあります。通信費が安いからといって調子に乗って電話をかけて、料金が跳ね上がってしまった経験がある人も多いでしょう。

OCNモバイルONEにも「OCNでんわ」というかけ放題オプションがあります。ただし、かけ放題になるのは10分までの通話か、通話時間の上位3人が相手の場合と制限があります。

最近では、IP電話を利用して通話料金が完全かけ放題になるプランを用意しているMVNOがあります。イオンモバイルの「050かけ放題」で、通話料金が1500円固定になるのです。

大手キャリアでも、ある程度のお金は必要ですが、完全かけ放題オプションが用意されています。OCNモバイルONEには、このような完全かけ放題オプションは用意されていません。

IP電話についても、OCNモバイルONEは「050 plus」を月額150円で利用できますが、これも通話料金が大幅に安くなるだけで、かけ放題になるわけではありません。

もしOCNモバイルONEを使うのならば、通話時間を10分以内に抑えるか、特定の3人だけと電話をするようにしなければ、電話代金がかさむ可能性があります。

プライベートで使用するのなら、これでも大きな問題はないかもしれません。しかし、仕事でたくさんの人に電話をかけるような人は、OCNモバイルONEはオススメできないとしか言えません。

iPhoneはメーカー整備品か中古しか買えない

OCNモバイルONEではスマホなどの端末と同時購入が可能で、Android端末の中には新品でありながら市場価格より大幅に安い商品もあります。

端末の中には人気のiPhoneもありますが、問題があります。OCNモバイルONEでは、iPhoneはメーカー整備品か中古しか買うことができないのです。

iPhoneXRの商品ページを見ると、「メーカー認定整備済み」もしくは「中古」と明記されています。純粋な新品というのは、買うことができないのです。

iPhone8についても、事情は似たような感じです。どちらも記載されていない商品がありますが、現在Apple Storeでは取り扱っていない256GBタイプなので、整備品と考えて間違いないでしょう。

価格の方も、それほど安いわけではありません。iPhoneXRの場合は64GBタイプが5万6100円、128GBタイプが6万2900円で、それぞれ8700円と6900円安いだけです。

Android端末が新品でも1万円を超える割引価格になっている商品があるのに、整備品であるながらこの価格なのは、ちょっとケチくさいんじゃないのと思ってしまいます。

はっきり言って、iPhoneをOCNモバイルONEで購入するメリットはあまりありません。どうしても新品が欲しければ、正規販売店かAppleのWebサイトで買う方がいいでしょう。

専門ショップがないのでサポートが不安

OCNモバイルONEは、家電量販店の窓口などでも取り扱っています。ただ、今のところ専門に扱っているショップは設置されていません。

最近ではMVNOでも、大手を中心に専門ショップを設置しています。楽天モバイルやmineoには専門ショップがありますし、イオンで取り扱っているイオンモバイルも実質専門店と考えていいでしょう。

こうした専門ショップがないのは、サポートという面ではやや不安を残します。独自サービスをはじめとする商品知識が不十分な可能性があるためです。

楽天モバイルやmineo、イオンモバイルは専門ショップがありますので、商品についての知識をしっかり持っている店員が対応してくれる可能性が高いです。

これに対して、OCNモバイルONEで対応してくれるのは、主に家電量販店の店員です。専門の店員と比較すると、どうしても不安が残ってしまいます。

もともとMVNOは、大手キャリアのように専門店のサポートに頼らず、ある程度は自力で設定などを行う人向けのサービスです。だからこそ、価格も大手キャリアより安いのです。

しかし、専門店舗を設置するMVNOが出てきた以上、OCNモバイルONEも安閑としていられる状況ではありません。少なくとも、現状では楽天モバイルなどに差をつけられています。

人対人のサポートがないと不安だという人にとって、OCNモバイルONEは少なくとも「イチオシ」ではありません。専門店のある他のMVNOを選んだ方がいいかもしれません。

音楽聴き放題!OCNモバイルONEの評判から分かるメリット一覧!

NTTコミュニケーションズが運営しているOCNモバイルONEはMVNOの中では老舗で、MVNOのシェア1位だった時代もあります。それだけに、利用者にとってさまざまなメリットがあります。

主なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。中でも、音楽アプリを使っても通信容量を消費しない「Musicカウントフリー」は、目玉と言っていいでしょう。

・「Musicカウントフリー」で音楽聴き放題
・大手MVNOの中では比較的安い
・OCN光モバイル割でさらにお安く
・スマホなど端末が格安で購入できる
・高速モードと低速モードの切り替えが可能
・全国8万6000ヶ所の無料Wi-Fiが使える

「Musicカウントフリー」で音楽聴き放題

Amazon MusicやSpotifyといった音楽系アプリは、一定料金を支払えばさまざまな音楽が聴き放題になるため、利用している人も多いでしょう。

ただ、外出先でこれらのアプリを使用する場合には、気をつけなければならないことがあります。ストリーミング方式で聴くため、意外とパケット容量を使ってしまいやすいのです。

電車に乗っている時間の暇潰しとして音楽系アプリを使っている人の中には、気がついたらかなりの容量が消費されていて驚いたという経験をした人も少なくないでしょう。

OCNモバイルONEではこうした問題を解決するために、「Musicアカウントフリー」という無料サービスを提供しています。

このサービスを利用すると、音楽系アプリによるストリーミングが通信容量にカウントされなくなるのです。つまり、音楽系アプリが「使い放題」になるのです。

Musicアカウントフリーの対象となっているのは、以下の9つのアプリです。有名どころが多いので、利用している人も多いのではないでしょうか。

・Amazon Music
・ANIUTA
・AWA
・dヒッツ
・Google Play Music
・LINE MUSIC
・Rec Music
・Spotify
・ひかりTVミュージック

欲を言えばiTunesあたりも対象にしてほしいところですが、これだけ多くのアプリが通信容量を気にせず利用できるのですから、破格のサービスと言っていいでしょう。

大手MVNOの中では比較的安い

MVNOの中でも利用者が多く、大手といわれているところは、大手キャリアほどではないとはいえサポートがそれなりに充実しています。ただ、利用料もMVNOとしては高めです。

OCNモバイルONEはそうした大手MVNOの中では、比較的良心的な価格設定となっています。3GB前後の音声対応SIMカードで比較してみましょう。

大手MVNOのうちUQmobileが月額1980円、IIJmioは1600円です。楽天モバイルの場合は3.1GBプランで、1600円となっています。

mineoはau回線のAプラン、ドコモ回線のDプラン、ソフトバンク回線のSプランがあります。3GBプランはAプラン1510円、Dプラン1600円、Sプラン1950円です。

これに対してOCNモバイルONEは1480円です。3GBに関しては、大手MVNOの中では最もリーズナブルな価格設定だと言えます。

それ以外のプランについても、基本的には似たような状況です。もし大手MVNOを価格面で評価するならば、OCNモバイルONEは間違いなくトップクラスになります。

OCN光モバイル割でさらにお安く

自宅でネットを快適に使うため、光回線の導入を検討している人もいるでしょう。OCNモバイルONEは、系列のOCN光サービスとセットで使えば、料金がさらに安くなるのです。

割引額は、1契約につき月額200円です。4人家族でOCN光サービスを使い、全員がOCNモバイルONEを契約している場合には、800円もの割引になるのです。

前述のようにOCNモバイルONEの3GBプランは1480円ですが、OCN光サービスとセットならば1280円になるのです。

もともと価格の高い大容量コースの場合は割引率が小さいですが、価格の安いコースならば割引率もそれなりになってくれます。

年間の割引額で見ると、1人でも2400円になり、6GBプランの月額1980円を上回ります。4人家族の場合なら、9600円もの割引になるのです。

スマホなど端末が格安で購入できる

最近のMVNOでは、SIMカードと同時にスマホなどの端末を同時購入できるサービスを行っているところが増えています。端末そのものはSIMフリーなので、大手キャリアや他のMVNOでも使えます。

OCNモバイルONEでも、SIMカードと端末の同時購入が可能となっています。問題はその価格で、家電量販店や他のMVNOと比較しても割安なのです。

実際にどのぐらい安くなっているのか、中国OPPOのA5 2020で比較してみましょう。価格の割にはスペックが良く、人気となっている機種です。

価格比較サイトによると、市場での最安値は2万5000円弱です。MVNOだと楽天モバイルが2万4455円、mineoが2万5920円、IIJmioが2万4800円です。

これに対して、OCNモバイルONEは7000円です。家電量販店や他のMVNOの3分の1を下回る価格で購入できるのですから、破格値と言っていいでしょう。

しかも、あんしんモバイルパックに加入すれば、さらに3000円の割引価格になります。たった4000円で、スマホが1台買えるのです。

ただし、格安で購入できるのは1台までです。また、あんしんモバイルパックは月々640円の支払いが必要で、5ヶ月で割引分がチャラになるため、判断が難しいところです。

高速モードと低速モードの切り替えが可能

MVNOの中には、高速モードと低速モードを任意で切り替えられる機能がついているものがあります。パケット容量を消費しない低速モードを使うことで、パケットを節約しようというものです。

大手キャリアでは、こうした機能がついているところはありません。低速モードになるのは、高速モードの容量をすべて使い切ってからです。

OCNモバイルONEも、高速モードと低速モードが自由に切り替えられます。しかも、大手キャリアの低速モードが128kbpsなのに対し、OCNモバイルONEは2倍近い240kbpsなのです。

ただ、低速モードだと画像の多いサイトを見る際、最初の読み込みに手間取るのではないかと懸念する人もいるでしょう。OCNモバイルONEはバーストモードによって、この問題を解決しています。

バーストモードとは、最初の一定の容量だけ高速モードで読み込むものです。こうすることで、画像の多いサイトの表示を速くしようとしています。

OCNモバイルONEも、このバーストモードを採用しています。このため、低速モードであっても、サイトの閲覧程度ならば目立って遅くなるようなことはないでしょう。

ただ、動画などを見る場合には低速モードでは役者不足です。その場合は、簡単に高速モードに切り替えて使うことができるようになっています。

全国8万6000ヶ所の無料Wi-Fiが使える

大手キャリアのメリットのひとつに、専用のWi-Fiスポットが利用できるというものがあります。大きなデータをダウンロードする際にWi-Fiスポットを使えば、通信容量抑えられます。

もちろん、大手キャリアのWi-FiスポットはMVNOでは使うことができません。コンビニWi-Fiを利用する方法もありますが、暗号化されていないのでセキュリティー面で不安が残ります。

こうした問題を解決するために、大手MVNOは独自のWi-Fiスポットが利用できるサービスを行っています。OCNモバイルONEもそのひとつですが、問題はスポットの数です。

OCNモバイルONEのWi-Fiスポットは、全国で8万6000ヶ所もあるのです。これだけあれば、外出先でのWi-Fi使用に不安はありません。

大容量のダウンロードや、アプリのアップデートなどにWi-Fiスポットを利用すれば、それだけ通信容量が抑えられます。低速モードと合わせれば、より安いプランに切り替えて節約も可能です。

このように、OCNモバイルONEにはさまざまなメリットがあります。現在、使用しているMVNOのサービスが物足りないと思ったら、OCNモバイルONEに切り替えてみるのもいいかもしれませんね。

【2020年版】OCNモバイルONEの評判から分かるメリット・デメリット!契約する前に絶対に確認しておこう! 記事まとめ

デメリット一覧
・昼間に通信スピードが遅くなる時間帯がある
・銀行振替での支払いの手続きが面倒
・完全かけ放題オプションが用意されていない
・iPhoneはメーカー整備品か中古しか買えない
・専門ショップがないのでサポートが不安

メリット一覧
・「Musicカウントフリー」で音楽聴き放題
・大手MVNOの中では比較的安い
・OCN光モバイル割でさらにお安く
・スマホなど端末が格安で購入できる
・高速モードと低速モードの切り替えが可能
・全国8万6000ヶ所の無料Wi-Fiが使える