IP電話(050)は110番などの緊急電話ができない制約がある?デメリットについてまとめてみた!

目次

1.IP電話(050)のデメリットは?
・110番等の緊急連絡先に電話をかけられない
・電話中に意図なく切れてしまう可能性がある
・相手方の着信時に非通知になる可能性がある
・3G回線内で電話かけた際安定しない
・SMS機能が使えない
2.1 110番等の緊急連絡先に電話をかけられない
2.2 対策ー近くにある警察・消防署に連絡できるアプリを入れる
3.1電話中に意図なく切れてしまう可能性がある
3.2対策ー十分なプリペイドの確保・LINE電話などネット回線での電話
4.1相手方の着信時に非通知になる可能性がある
4.2時前に非通知になる可能性がある事を伝えておく
5.1 3G回線内で電話かけた際安定しない
5.2Wi-Fi環境もしくは4G回線領域で再度利用する
6.1 SMS機能が使えない
6.2 gmail等のフリーアドレスもしくはLINE等を活用する。

IP電話(050)の制約、デメリットは?

IP電話(050)は他携帯電話と比べ非常に安価で電話をかける事が可能で、日本の固定回線では3分で約9円と非常にリーズナブルです。これは比較的高価な通話料とされてしまうナビダイヤルでも適応する事も可能になります。(ナビダイヤルは20秒毎に10円かかり、3分で約90円かかる計算になります)

そんな良い面もあるMy050ですが、デメリットもあります。それらは以下のものが挙げられると考えています。

・110番等の緊急連絡先に電話をかけられない
・電話中に意図なく切れてしまう可能性がある
・相手方の着信時に非通知になる可能性がある
・3G回線内で電話かけた場合安定しない可能性も
・SMS機能が使えない

IP電話(050)のメリット・デメリットを踏まえた上で正しく賢く使っていきたいですね。対策も踏まえて解説していきます。

110番等の緊急連絡先に電話をかけられない

110番等の緊急連絡先はMy050のような携帯電話のIP電話には対応しておりません。その為、非常事態である110・119番等には電話をかける事ができません。
なぜ緊急連絡先にはIP電話が対応していないというと、以下の事が挙げられます。

緊急通報ができる定義
・管轄の緊急通報機関(ここでいう警察、消防)へ接続する機能
・発信者の位置情報を通知する機能
・回線を保留もしくは呼び出しを行う機能

これらが緊急通報ができるとされていますが、My050アプリでは位置情報が提供
する事が出来ないという事が理由として挙げられています。

対策ー近くにある警察・消防署に連絡できるアプリを入れる

My050は緊急連絡先が使えない為、以下のような対策が必要になります。
1・IP電話だけでなく、通常の携帯の電話番号を別に用意する。
2・緊急時に警察・消防署に連絡をすぐ調べる事ができるアプリを導入しておく。

1に関しては、元々節約するつもりでMy050を契約しており、すでに携帯電話番号を持っているので有れば特に対策は不要になるのではないかと思います。緊急時には焦らず携帯電話番号を利用し、110・119をかけましょう。

2に関しては、元々電話番号を持っていない場合に対策が必要になってきます。110・119等の緊急連絡は使えないので、緊急時が起きた場合にすぐ駆けつける事が可能な救急・消防・警察の連絡先をメモする必要があります。
しかし、常時救急・消防・警察の連絡先をすべてメモするのは現実的ではありません。
そのため、上記のようなアプリを入れておき、GPSを常に許可できるような設定をしていきましょう。これで110・119の代替として使う事ができます。

https://apps.apple.com/jp/app/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E9%80%9A%E5%A0%B1%E3%83%8A%E3%83%93/id811944183

電話中に意図なく切れてしまう可能性がある

My050は通常の電話と異なり、前払い式(プリペイド)となっております。
かつて携帯電話が普及する前は公衆電話で事前に10円・100円・プリペイドカードを入れてから電話をしておりました。
そして、10円・100円・プリペイドカードの残額分が切れた瞬間に通話中であろうとなかろうと電話は強制終了してしまいます。
特に電話で長時間の電話を行なっている最終で強制的に切れてしまうと、再度掛け直しを行う必要があります。

対策ー十分なプリペイドの確保・LINE電話などネット回線での電話

ネットが安定していれば、通話中の強制終了は「入金分の電話使用料がなくなってしまった」と考える事ができます。その際の対策として以下のものが挙げられます。

1・電話が長引く場合は事前に入金をする
2・LINE電話やFacebookメッセンジャー電話等ネット回線を使った電話を代用する
が挙げれらます。

1に関しては、My050の場合日本固定回線で3分で9円とされています。そのため事前に相談などで長時間電話される場合は多目に入金する必要があります。仮に60分(1時間)で有れば180円となります。チャージ方法はコンビニエンス、クレジットカード、カードリチャージ認証店での入金の3つの方法あります。おススメのチャージ方法はポイント還元があるクレジットカードです。時期によってはキャンペーンもあるようです。

2に関しては、個人などを相手に相談される場合はLINE電話などを活用する事で、パケット通信のみの利用となります。通常かつ緊急性が高くなければLINE電話やFacebookメッセンジャーアプリ等を活用しましょう。

相手方の着信時に非通知になる可能性がある

通常My050は国内の電話番号へ通知をする際に、050の番号を通知するようになっております。しかし、着信側の設定で非通知になる可能性があります。他にも0120から始まるフリーダイヤルも非通知発信となっております。

また海外への電話は原則非通知設定になるようになっております。
そのため、相手方の状況によっては電話を受け取ってくれない可能性があります。

事前に非通知になる可能性がある事を伝えておく

こちらの設定で相手の着信時に電話番号が載る設定を行う事は現実的でありません。そのため以下のような設定が必要になります。

1・相手方に事前に050もしくは非通知での電話がなるということを伝える。

相手の着信設定で非通知になる可能性を踏まえて上で、相手方に050番号という不慣れな番号がくるもしくは非通知着信になるという事を伝える必要があります。

3G回線内で電話かけた際安定しない

IP電話(050)はネット回線を活用した電話手段となります。電話をかけた際に電波が安定しない地域では円滑に電話ができない可能性があります。

IP電話(050)としては、安定したスピードの目安としては1Mbps以上とされています。
1Mbpsは前回の記事に書いておりますが、YouTube視聴は可能なレベルではありますが、アプリダウンロードではストレスがかかるほどの通信速度であるとされています。

3G回線は最大速度42Mbpsと言われており、数値上は全く問題ないレベルとなっています。
しかしあくまでも最大速度であり、4G回線では最大150Mbpsとされておりますので、単純計算では3Gの約3倍のスピード能力を有しているとされています。

一般的な生活での3G回線では、画像が多いサイトや動画を閲覧すると遅いと感じる速度であるとされています。

そのため、山間部などの一部地域では4Gではなく3Gのみが担当している可能性もあります。

Wi-Fi環境もしくは4G回線領域で再度利用する

極力3G回線領域ではIP電話(050)を使用する事を控え、4G回線領域での利用が必須になってきます。
そのため以下のような対策が必要になります。

1・自宅などでWi-Fi環境下にて通信を行う
2・4G回線で通信を行う。

普段より山間部のお住まいの方で有れば、安定的な通信を行うことは難しいと想定されます。そのため、自宅内で固定回線を引きWi-Fi環境下で通信を行う事で安定した通信が可能になります。
また、4G回線は地下などでも通信ができない事もありますので、地上やコンクリートで囲まれていない場所で通信を行う事で安定的な回線を得られる事が可能になります。

SMS機能が使えない

My050はあくまでもネット回線を活用した電話となります。そのため、SMS機能を利用する事ができません。SMSはショートメッセージといい、電話番号を宛先にする事で簡単なメッセージのやり取りが可能になるサービスです。

gmail等のフリーアドレスもしくはLINE等を活用する

My050アプリを入れる時点でiPhoneかAndroid端末を利用している方が大半だと思います。SMS自体多くは使う事もなくなっておりますが、相手方の連絡が050番号のみですと連絡が途切れてしまう可能性があります。そのため以下のような対策も必要になってきます。い

事前にgmail等のフリーアドレスもしくはLINE等を伝える

上記でもあった通り、My050は相手方の着信設定によって非通知着信になる事も考えられるため050番号は他よりも連絡が取りやすいものではあるとは言えません。そのため、他連絡手段としてgmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスもしくはLINEを活用することで常に連絡が取れる状態にしておくのが良いです。gmailもYahoo!メールも無料で作成する事ができます。