まさかダイソーにこれがあるとは。イヤフォン用低反発イヤーピース
外出先で音楽や動画、ゲームなどのコンテンツを楽しむときに必須なのがイヤフォンです。他の人に迷惑をかけずにコンテンツを高音質で楽しむには外せないアイテムになっていると思います。
そんなイヤフォンの中で外部の音に邪魔されにくい構造になっているのが「カナル型(耳栓型)」と呼ばれるタイプの製品。このタイプの製品を安定して快適に利用するためには耳穴に入る部分のパーツ、イヤーピースとかイヤーチップと呼ばれる部分がとても大切な役割を果たします。
耳穴のサイズも個人差が大きく、イヤフォンについてくる交換用のイヤーピースでは耳穴に合わない、というユーザーも結構いるはずです。そういったユーザーに福音になるかもしれないのがこちらの製品。ダイソーの「低反発 球体型 イヤーピース」です。
【100均】の低反発イヤーピースのメリット
低反発イヤーピースを使うメリットからまずまとめておきましょう。
1. 多くのユーザーの耳穴にフィットしやすい
まず最初に上げておきたいのがこれ。
低反発素材を使っていて柔軟に変形してくれるので、一般的なイヤーピースよりもいろんな形状の耳穴にフィットしやすくなっています。
2. 遮音性が良い
材質が柔軟なウレタンフォームですき間なくしっかり詰まっているため、一般的なイヤーピースよりも遮音性が良くなっています。コンテンツに集中しやすい性能です。
ただその分、外音が聞えにくくなり周囲の状況には気づきにくくなります。こちらには注意が必要です。
3. イヤフォンが耳から外れにくくなる
耳穴にしっかりフィットしますので、イヤフォンが耳から外れにくくなります。
この点は完全ワイヤレスイヤフォンを安定して利用するのにかなり重要な要素になるかもしれません。耳にしっかり装着できないばかりに完全ワイヤレスイヤフォンを落とす、紛失する、といった事故は結構起こっているようですから。
4. 耳が痛くなりにくい(かも?)
こちらは装着感などにより個人差があるはずですが、柔軟な素材の分、長時間イヤフォンを利用しても耳が痛くならない可能性があります。
【100均】ダイソーのイヤーピースの実物はこんな感じ
ダイソーの低反発イヤーピースの実物はこんな感じです。
「球体型」とあるとおりコロンと丸い形状。
標準サイズでも一般的なイヤーピースのMサイズより少し大きいかもしれません。
低反発フォームを使っていますので、ギュッと潰してもすぐにカタチが戻らず、ゆっくりと元のカタチに戻ろうとします。装着時にはこのクセを利用すると耳穴に奥までしっかり挿入できます。
【100均】ダイソーのイヤーピースの実際の使用感は?
通常からMサイズのイヤーピースを使っている著者は、ダイソーの低反発イヤーピースも標準サイズでピッタリフィットしました。
そのまま耳穴に押し込もうとするとちょっと抵抗感が強めですが、低反発フォームの特性を利用して一度ピースを潰した後に耳穴に押し込むようにすると簡単かつ安定した位置に装着できました。
装着時の安定感は非常に良好で重いイヤフォンでもズレる感じがありません。なかなか快適に使えます。
カナル型のイヤフォンはイヤーピース部分を耳穴にしっかり奥まで装着するのが音質を安定させるとても重要なコツです。はまり具合が浅いと低音が全然出なくなったりします。ですので、しっかり装着できるこのイヤーピースはなかなかの優れものと言えますね。
遮音性も改善されますがそこまで劇的に良くなるほどではありません。
オーディオ用に開発された結構いいお値段のフォームタイプのイヤーピースもありますが、それに似た効果を期待できるかもしれない製品です。フォームタイプのイヤーピースってどんなものかを、まずは110円で試せるというのは結構嬉しいかもしれません。